祖父の命日

今日は祖父の命日でした。


祖父が亡くなって25年。当時私は高校2年生で学校から帰宅後のこと。それは本当に突然の訃報でした。
伯母が勤めている病院で、まるで眠るようにひっそり亡くなったと聞いています。


私が幼い頃は、祖父はまだ会社勤めをしていたので、幼い頃祖父と遊んだり、出かけたりした記憶がないのですが、一度だけ祖父が私の実家に泊まりにきたことは
今でも鮮明に覚えています。
その時に祖父が学生の頃、私と同じく歴史や地理が好きで、地図を見たり読んだりするのが趣味だったことを、私が持っていた小学校の地図帳を見ながら優しく
ゆっくりとした口調で、初めて話してくれました。
今でも地理や歴史の本が好きなのは、祖父の影響と血筋なのかもしれません。(血は争えない…ですね)


そして今大人になり、昔かつて祖父母が住んでいた東区から、祖父が長年働いていた新聞社の社員寮の跡地に
引っ越してきたのも、きっと何かの縁なのかも知れません。祖父が私を導いてくれたのかも。


もっと祖父母孝行をしたかった…と思いますが、今の私が存在するのは祖父母のおかげと思っています。
なぜなら祖父母がいなければ、私の両親はこの世に存在しなかったのですから。
そして、障害を持つ孫の私を、両親とともに支え合いながら育ててくれたのですから。


感謝の気持ちを持ちつつ、また明日から過ごしていきたいと思います。